人材を育てられないWeb業界

僕らWebの黎明期から関わってきた者のすべきことは、新人を育成する仕組みを確立することだと思っている。

例えば、5年前と比べてみればわかると思うけれど、今から新人がWebに関わっていこうと思ったら、個々人に求められる知識やスキルは5年前に比べて圧倒的に増えたことは事実。

きちんと構造化されたHTMLを書くスキル、JavaScript・CSSのノウハウ、サーバーサイドとフロントエンドとの効率的な連携方法、サーバーサイドの知識、インタラクションデザイン、インフォメーションデザイン、アクセシビリティ、コーポレートブランディング、コミュニケーションデザイン、etc。

もちろん、これらすべてを一人で覚える必要は無い。なぜなら、上で挙げたそれぞれの分野がどんどん専門化してきているので、昨今ではサイト1つ作るにも分業せざるを得ないからだ。

けれども、Webのどの職種に就くのであれ、これらそれぞれがどんなものかというボンヤリしたイメージだけでもつかんでおくことは必要だろう。なぜなら分業する相手のことを多少なりとも理解していなければうまく分業できないからだ。

また、自分が就く職種において必須の知識は余すところ無く吸収しておく必要があるだろう。なぜなら、それがプロというものだからだ。

ところで、そういった知識をきちんと教育できる機関や、教育できる仕組み(たとえばOJTみたいなもの)を社内に持っている会社がどれぐらいあるかというと、ほぼ皆無だろう。

なぜ育成できる仕組みがないのだろうか。

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